機能が足りないから料金ページを開く人はいません。開くのは、チームの人数は変わらないのに更新の見積もりだけが上がり、概要画面には数字が1つしか出ていないのに、その裏で3つのメーターが回っているからです。席数、マーケティング連絡先、そしてHubSpotがHubSpot Creditsを軸に料金体系を作り直して以来、これまで込みになっていたAIアクションです。
2026年11月にHubSpotの代替を探すときの有用な考え方は、「どのツールの機能が多いか」ではなく「どのメーターへの支払いをやめたいか」です。以下の3つの問題はコストの大きい順に並べてあり、それぞれ対処法が異なります。どれもそっくり同じクローンではなく、そこが要点です。
問題1:メーターは2つ、請求書は1枚
HubSpotの無料枠は最大2ユーザーまでなら本当に無料で、HubSpotのブランド表記付きで月2,000通のマーケティングメール、有効なCRMセグメント10個、接続できる広告アカウント3つが含まれます。自分で営業する創業者には十分です。計算が変わるのは2人目を雇ったときです。無料ツールは2席で止まるのに、連絡先のメーターは裏で回り続けるからです。
Starterは年払いで1席あたり月約$7から(月払いの定価$20に対する新規顧客向けの割引)で、マーケティング連絡先1,000件が付きます。そこからMarketing HubはProfessionalが月約$800、Enterpriseが$3,600へ跳ね上がります。この跳ね上がりは機能のアップグレードというより、自動化をセットにした連絡先ティアのアップグレードです。セグメント、カスタムターゲティング、本物のワークフローは壁の向こう側にあります。
脱出方法は、メールを送っていない連絡先への支払いをやめることです。Zoho CRMは席数だけで課金し、それ以外はありません。3ユーザーまで無料、その後はStandard、Professional、Enterpriseで1ユーザーあたり月約$14、$23、$40です。メールキャンペーンは別製品のZoho Campaignsにあるので、休眠レコードが2万件あってもCRMの請求は膨らみません。Pipedriveも同じ仕組みで、年払いなら1席あたり月約$14、$39、$59、$79、14日間のトライアル付きで連絡先の追加料金はありません。まずパイプラインのツールであり、マーケティング自動化は薄いので、ほとんどのチームは別のツールを足しています。
判断は率直に言えばこうです。データベースが営業チームより大きいなら、席数課金のCRMのほうがほぼ常に計算上有利です。チームがデータベースより大きいなら、HubSpotの無料枠とStarterは1ドルあたりの機能でなかなか太刀打ちできません。
問題2:Starterの壁は、自動化が本当に必要になる瞬間に現れる
無料枠とStarterが実際に何を許すかを見てください。無料枠では、メールワークフロー内の自動アクションは1つだけです。Starterはそれを自動アクション10個、有効なセグメント50個に引き上げますが、デバイス、国、参照元URLによるカスタムターゲティングはありません。カスタムエージェント、AEOトラッキング、プロスペクティングエージェントはProfessionalで登場し、AI機能はクレジットで支払う形になりました。Starterで500クレジット、その後はパック購入か従量課金です。
つまりStarterを超えて成長したチームに必要なのは、優れたCRMではありません。CRMベンダーからメール自動化を買うのをやめるか、自動化こそが製品でCRMは無料のおまけだと受け入れるかです。
Brevoはこの取引を現実的にした形です。無料は1日300通、Starterは月約$9で5,000通と連絡先500件(年払いなら約$8)、Salesパッケージは1席あたり月約$28からで、1席の無料枠もあります。ベンダーは1社、ログインも1つ、請求書も1枚で、MCPコネクタを使えばキャンペーンや連絡先をChatGPTやClaudeから問い合わせられます。失うのは深さです。レポートとライフサイクルのロジックはHubSpot Professionalより浅く、マルチタッチアトリビューションを運用している人ならそれを実感するでしょう。

Notionの公式サイトの画像。CRMはどれも「意見を持ったデータベース」であり、移行しても残るのはエクスポートできるフィールドだけです。
問題3:レコードは出ていくが、ロジックは出ていかない
これは移行3日目に気づく問題です。HubSpotのエクスポートは連絡先、会社、取引をスプレッドシートとして渡します。しかし、リードをスコアリングしたワークフロー、11回接触したシーケンス、商談が止まった理由を説明するプロパティ履歴は渡しません。それらを手作業で作り直すなら、「安い」ツールの代償はエンジニアの4分の1人月です。
作り直す価値があるのはオープンソースCRMの2つです。EspoCRMはAGPLで、セルフホストは無料、クラウドはBasicが1ユーザーあたり月約$15(3席以上)、Enterpriseが$25(5席以上)です。Twentyはより新しい選択肢で、セルフホストは無料、クラウドはProが1ユーザーあたり月$9、Organizationが$39で、データモデルを十分にカスタマイズできるので、営業チームがコンサルタントなしで形を整えられます。どちらもアップグレード、バックアップ、セキュリティパッチが自分の側に来ます。VPSは月$10〜$20程度で、本当のコストは人件費です。
| 困りごと | それを取り除くもの | 向いているチーム |
|---|---|---|
| 連絡先ティアの請求がチームの規模を追い越す | Zoho CRM、Pipedrive(席数課金) | 休眠リストが大きい営業主導のチーム |
| 自動化がProfessionalの向こう側に閉じ込められている | Brevo(メールと軽い営業を1つに) | 主に配信とフォローをする小規模チーム |
| データとワークフローのロックイン | EspoCRM、Twenty(セルフホスト) | エンジニアがいて、業務が特殊なチーム |
6週間の移行プロジェクトに勝る3つのステップ
まず、買う前にエクスポートします。連絡先、会社、取引を書き出し、オプトインのタイムスタンプは残し、何年も前に配信停止した相手はアーカイブします。データベースの3分の1は死んだ重りで、受け取る連絡先ベースの見積もりをすべて膨らませます。
次に、1つのパイプラインで2週間、同じリードルーティングのまま両方のツールを並行して動かします。確かめているのは機能ではなく、新しいツールの既定値がチームの現在の働き方に合うかどうかです。導入が進むかを予測できるのはそれだけです。
最後に、1か月ではなく12か月で価格を計算します。席数、マーケティング連絡先数、月々のAI利用量を取り、候補ごとに3つのメーターすべてを価格換算し、移行の工数も正直に足します。月$40安くてもセットアップに2日かかるツールは、初年度は安くありません。
見積もりのあとに出てくる質問
HubSpotの無料CRMは実際に使えますか? 2人なら使えます。連絡先、取引、月2,000通のブランド付き配信、共有受信トレイ。3席目で使えなくなり、それは技術的な限界ではなく価格設定の判断です。
メールはHubSpotのままにして、CRMだけ移せますか? できますが、バンドルの計算が失われ、重複する連絡先保存に2社へ支払うことになります。節約になると思い込む前に、2つの半分を別々に価格計算してください。
移行にコンサルタントは必要ですか? 連絡先が約10,000件未満なら不要です。作業はフィールドマッピングと同意記録で、データ量ではありません。それを超えると、高くつくのは行数ではなくワークフローです。
セルフホストの実際のコストは? VPSが月約$10〜$20、加えてアップグレードとバックアップを担う人が必要です。チームにその仕事を引き受ける人がいないなら、サブスクリプションのほうが安く、そう扱うべきです。
今月痛んだメーターから始めてください。人数が増えていないのに請求が増えたなら、まず連絡先のメーターを直します。チームがProfessionalの向こう側に閉じ込められた自動化を求め続けているなら、スイートのほうを直します。エクスポートボタンに不安を覚えたなら、データモデルを直します。価格とプラン上限は2026年11月の第1週にHubSpot、Zoho、Pipedrive、Brevo、EspoCRM、Twentyの料金ページから読み取ったものです。契約前に確認してください。同じ議論のメール側については、Mailchimpの代替の記事で連絡先メーターの罠を詳しく扱っています。Semrushの代替とビジネス向けAIツールのガイドでは、小規模なマーケティングスタックの残りを扱っています。